財務を弄って割安感を出すが、利益が向上しないと買われないのか
昨日、ニフコ(7988)がCB発行と同時に自社株買いを発表。いわゆるリキャップCBだ。
CB発行で200億円の資金調達。そのうち80億円を上限に自社株買いを行う。
買取方法はTOSTNET-3(市場内時間外取引)。価格は4445円。

シナリオとして株式に転換できるのは4445円の120%を上回ったときなので短期では需給の悪化につながらないと判断。
自社株買いが直ちに行われるので(やるやる詐欺でない)株価にポジティブに反応すると判断した。

寄付きが4500円。およそ3%強の自社株買いなのでもう少し上がると思い、監視。
寄付き値と前日終値の間を前場は動いていた。後場に入り急に売りが出てきてマイナスに転落。その後、結局マイナスで大引けを迎える。
ザラバ中、時価総額の大きさもありスカスカの板の中に見えない約定が何度も見られた。

リキャップCBはROE対策として昨年あたりから注目されるようになった。しかし、実体は数字を弄くっているだけで利益が変わるわけではない。長期的に見て実需が魅力と感じなかったのか?それとも今日は実需の売りが多かったのか、明日以降も監視が必要になってきた。
CB、自社株買いなど普段わかっているつもりでも深く考えると理解できていない部分が数多くある。早く極めて一歩上へ進む!

————–過去一覧はこちら————–

>>>予想
>>>思考
>>>動画解説