ポジティブニュースでもすぐに伝播しないケースがある。
普段なら、野球に例えると自身が打者で投手からの失投を選んで打たないといけない。
今回のケースはすでに絶好球が来るのがほぼわかっている状態なのだ。
さて今回の絶好球は第一三共(4568)だ、第一三共は昨日、IRでインド子会社サン・ファーマを全て売却すると報道。
全株を売却すると金額はおよそ4000億円。
(内訳は保有株数2億1500万株、株価1040ルピー(円換算1.925円)。)
問題は購入時の時価だ。過去IRを調べるのが面倒だなと思っていたら、3月25日にIRとさらに日経新聞に取り上げられている。
そのIRによるとその時点ですでに子会社合併差益で3400億円を計上している。
但し、全てがそのまま利益計上になるとは書いていない。
そして、日経新聞によるとサン・ファーマに購入時価総額はおよそ2000億円。
ということは2000億円の売却益を計上することになる。
今期純利益予想が680億円。これに比べてもかなり大きい。
でも寄り付きのマーケットはこのポジティブサプライズに反応しなかったが、寄った直後、火柱を立てた!
引け間際には全株売却のIRが正式発表された。さて、明日以降も続くのか?それとも?
あとは自身で財務を調べてみてくれ!
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