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決算の実績は未来を予測するものなのか?
株価が25日移動平均線を上抜けたら寄りで買い引けで売るシステムの検証を昔した事がある。見事なエクイティカーブを描き一人で興奮したのも束の間、日にちが1日ずれていた事に気付く。
そして、もう一度検証し直すとガタガタなエクイティカーブとなり使い物にならない経験がある。

株価データと決算数字の意味は全く違うが現在の結果から単純に未来を予測する事はできない。過去のデータは今後も同じパターンになりやすいことがわかるだけだ。

ここまでが定量で出来る事だと自分は思っている。そしてここからが定性的な判断が必要になってくると思う。1部昇格銘柄はパッシブファンドが月末に買ってくる。それを見込んで先回りする投資家がいるから現時点で年初来高値をつけているのかもしれない。

但し、いくら買いが入ってくるとわかっていても直近で年初安値更新中の銘柄を買うことは恐らく誰もやらないだろう。テクニカル指標等を使用して買いが入っているという確信をもってから買う人が多いと思う。

決算でもそうだと思う。今後成長が見込めると思っている企業に投資しようと思っても月次や決算数字が出ていない企業を買うには勇気がいる。

月次・第1Qで数字を確認してやっぱり伸びていると確信できたからこそ買えるのではないだろうか?只数字を見るのは誰でも出来る。今後もこの数字が伸びるのか、シナリオを立てながら見ていく必要があると思う。

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