矢口新さん著書の「相場力アップドリル」を参考に考えていきたい。

相場を上げたい場合は「買い手は売り手よりもポジションを長く保有する」
この条件ひとつだけで上がると著者は説明している。
これはどういうことか?

例を上げてみる。売り手は日計りオンリー、買い手は翌日の大引けまで保有できる。寄付き時点でお互いの需給が出合う。当然、売り手は大引けで買戻しを迫られるが出来ず。そして翌日の寄りでも買い戻しができない。結局大引けの高い値段でお互いの反対売買が成立することになる。

実際の売買では複数の投資家が混在しているため複雑だ。しかし、この事情を考えるだけで他のトレーダーを圧倒できると考えている。
キャンドル足
チャート上で大陽線が出たら翌日も続くと感じる。しかし、陽線を演じた買い手が翌日で決済する条件だったらどうだろう?さらなる買い手が登場しない限り翌日は陰線になる可能性が高くなる。

残念なことに投資家の保有期間は実際にはわからない。手口表示があった時代は読みやすかったと思う。現在でも需給がわかる指標があればいいのだが。