新聞記事解読①:予想が最高益だから逆張りは通用するのか?
本日付の日経新聞で相場環境の変化でトレーダーが苦しんでいる記事が書かれていた。

この記事では行き過ぎの逆張りが効かなくなってきたと書かれている。ボラティリティがあれば有るほど、逆張りは効くのでこの相場でもまだ十分効くと考える。

記事の中ではIHIが例として上げられている。億トレーダーと思われる方がVWの排ガス問題で売られたIHIを買いで攻めたが戻らなかったと書かれている。
人によって逆張りポイントは違うので結果が悪かっただけかもしれない。注目は買った理由である。「今期予想が最高益だから」、この考えは時間軸が長い人によっては有効かもしれないが短期売買にも通じないファクタだ。

最高益のIR直後に外的要因で暴落したなら短期で戻るかもしれないが今回は予想していなかったサプライズ。最高益を理由に逆張りは怖い。上昇相場で「最高益」キーワードで逆張りが成功したのは上昇相場が要因であって「最高益」が要因ではない。例えば最高益IRを出した直後に外的要因で暴落すれば逆張りは通じるかもしれない。

2007年サブプライム問題での暴落時は当初はどこの企業も増益予想であった。あくまでも数字は予想であって、今後修正に迫られる可能性もある。
今回の件はまだ起きたばかりで関係ないと思っても、新しい事実が発覚すれば怖くてポジションを持てないであろう。

この記事には他にも勉強になる内容があったので次回も解説していく。

続く

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