流行り目もようやく峠を越え回復に向かっている。明日から本格的にトレード復帰する。

この一週間トレードを休み、収益機会を逃した事は残念な事だがじっくりと検証できた事で有意義な時間がとれた。

検証テーマのひとつに月次の業種別の経済指標である。為替市場と違って短期で動意付く指標は少ない。しかし、中長期で見れば企業業績の根源に関わる部分だ。

今回は毎月発表される米国自動車販売台数と株価の値動きを調べる事に。
自動車メーカーの業績予測は比較的簡単である。自動車が売れるかに掛かってくるからだ。

銘柄は富士重工。米国で売上が8割に達する同社は直接販売台数が業績に反映されやすいからだ。

まずは四半期ベースの販売台数と株価のグラフ。販売台数は株価の前月分だ。(例:9月販売なら発表が10月。)

自動車販売台数と株価の関係を調べてみる、7270スバルの第二四半期は好調の可能性
グラフを見てわかるとおり販売台数と株価は比例している。

次にドル円と株価のグラフ。これもきれいに比例している。富士重工の場合、販売台数も伸び円安方向に向かえば業績拡大の期待に繋がる。

自動車販売台数と株価の関係を調べてみる、7270スバルの第二四半期は好調の可能性
そして、最後に対TOPIXのグラフだ。注目すべきは為替・TOPIXより先に高値をブレイクしている点だ。只、為替に連動しているだけであればここまでは強くはないと考える。当時の決算短信のコメントにも米国が好調と書かれている。

自動車販売台数と株価の関係を調べてみる、7270スバルの第二四半期は好調の可能性
富士重は11月に2Qの決算発表だ。以上の事から業績は前期を上回る事は予想できる。
データを集めグラフ化すると頭に入ってくる。集めるまで時間は掛かるが頭の中がスッキリした。

それにしても検証は骨が折れるが理解できたときの「アハ体験」が堪らんな。

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