ごく稀に円高、NYダウ大幅高の場面に出くわすと、とりあえず輸出関連株を空売りするようにしている。

NYダウ次第で日経平均の株価は決定するといっても言い過ぎないと思う。
それだけ相関性がある指数だと思う。

もう1つはドル円も日経平均との相関性が高い商品だ。これら二つの商品が日経平均、日本株に影響を与える理由は日本にとってアメリカは最大の輸出相手だから。

「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引く」と言われるほど影響度は高い、まあ大きさの違いはあるがアメリカがこけると世界中に影響するのは確実。

アメリカに依存している企業の株価を決定する要因は以下の通りだったりする。

株価 決定要因 ドル円
短期トレードの場合、業績良し悪しはあまり気にしない。影響される要因だけ掴んどけばいいと思う。

「円高とNYが安ければ売られる可能性がある」くらいでよいのだ。あとはそれに基づいて動く投機家がいればその流れに乗るだけ。

直近の例としては2月23日、NYは反発・CME高いがドル円は前日寄るから円高に振れていた。
そこで輸出企業を売ることで利益に繋がることもあるのだ。

2016年2月23日 7270富士重 10分足チャート
後は需給やその時点でのファクタの強さが変わるのでその都度、工夫してトレードしていくことになる。間違っても為替が直近の円高ラインを抜けたから、同様に個別銘柄も安値を割れると決め込んで売ると痛い目になる。

トレードの難しさと楽しさはここにある。株価を決定付ける公式は沢山があるが、その通りに株価は動かない。ここに需給と心理を付け加えない限り、いつまでもたっても机上の空論でトレードするはめになる。

————–過去一覧はこちら————–

>>>実例トレード解説
>>>検討トレードエッジ
>>>深遠動画解説
>>>挑戦長期投資