自己株式取得の実施額が2007年度越え、思い返せば天井だった

自社株買い推移 (出典:『自社株買い増加の背景と今後の動向』大和総研)

企業の積極的な自社株買いが続いている。配当のように株主に直接還元しているわけではないが、市場から株券を買取る事で1株利益が向上される効果がある。

日経新聞の報道でも2015年度の自己株式の実施額は8年2007年度を大幅に上回ることが確実視している。

自分が気になったのは2007年度が直近で一番自己株式取得が大きかったこと。この年にリーマンが潰れ翌年のサブプライムショックで全世界の株価が大幅下落となっている。

2007年度は当時最高利益を更新する日本企業が多かった。2015年度も過去最高を更新する企業が多くあり過去に類似する気がする。

スチュワードシップコードとコーポレートガバナンスの強化により、株主還元を増やす企業が増えた影響もあって自己株式取得が多くなったので2007年度と背景は違うかもしれない。

だが、成長を見込むのであれば株主還元の前に設備投資を行い企業の成長に投資するのもひとつの手だと思う。これを考えると他に投資する案件がないと考えられないか?

2007年度に自社株実施は最大となったがその後は減少傾向になっている。株価の位置だけをみるとまだ高い水準。

全員、右へ倣えで実施する現状に不安を感じる自分は考えすぎなのだろうか?

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