6701NECが6807航空電子に対してTOBを発表、上限1000万株の株式を1920円で開始することに。
発表時の終値は1485円なのでおよそ30%、3カ月平均の終値だと48%のプレミアムでありNECは余程、航空電子を買いたいのだろう。
航空電子を保有をしている投資家はTOBに申し込めば1920円でNECが買い取ってくれる。発表翌日の航空電子の寄値は1635円でTOB価格に比べて17%の乖離があるので買って申し込めば儲かるという簡単なものではない。
NECは発行株式数に対して50%を超える株式が買わない。NECは既に航空電子を39%保有しているので残り10%が1000万株なのである。
その1000万株をNEC以外の株主がTOBに応募すれば全員が当たる事はない。だから1635円という価格で寄ったと考えられる。
ではこの1635円は妥当な価格なのか?抽選率から考えるとこの値段は割高と判断した。
日証金では売禁となったが、他の業者から株券を借りることが出来たので寄り付きから売ったがこの日は陽線で引けて惨敗。
大引け後、株仲間から連絡があった。その方はチャンスと思い、全力で買ったと聞いてびっくり!(その日に慌てて決済したようだ)この日は空売りの損失覚悟の踏みもあったに違いない。
短期売買は需給で決まる、まさにその通りの値動きであった。
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“短期売買は需給で決まる”
とっても 深~い 言葉ですね。
ボクシングでは ”距離” が重要
トレーディングでは もちろん ”時間軸” が重要
論理的に思えることが正しいというわけではない。
論理が間違っているのではなく、
時間軸との整合がとれていないだけ。
自分の時間軸に入ってくるイレギュラーがあらかじめ予想できていれば、
より腰を据えたトレードできる。
利益を減らしても、とれないリスクへの対処もできる。
自分の 距離(時間軸)ではどうなのか?
分かっていれば、より柔軟になれる。
自分の 距離(時間軸)で戦っている限り、
多くの引き出しを駆使してごまかしも効く。
そんな感じでしょうかね?・・・
とても勉強になりました!
自分の時間軸を分かっている事は重要ですね。
トレードで損をするとき時間軸が違っている場合があります。
短期トレードで買って損失しているのに「業績が良いのになんで下がるのか?」なんてのが典型的です。
実需に絡むトレードもパイが限られるので参加人数が増えればゼロサムに近づくので、
相手(トレーダー)の変化に対応しないといけませんね。
皆と同じ時間軸で戦うとエッジは確保できないので時間軸をずらす必要があると思います。
最近は時間軸が短いトレードが多くなっているらしいなので、時間軸を伸ばしたほうが良いかも知れません。