2400メッセージ日中足
部分TOB価格より、大きくかい離した銘柄であってもTOB価格にサヤ寄せされる可能性が出てきた。

適正手続きのTOB価格「特段の事情がない限り、裁判所は補正できない」最高裁決定,JCOM株めぐり

TOB設立後、JCOM株がTOB価格より上昇している為、一部株主がTOBに応じていなかった。その為、買収側が株主総会決議によってTOB価格にて完全子会社化にした。

これを不服として一部株主の主張が東京地裁で認められたが、最高裁では却下されTOB価格が適切と判決を下されたのだ。

この記事を読んで、思い浮かんだのが不祥事を起こして暴落した最中に買収の話が出た2400SOMPOケアメッセージだ。損保ジャパン興亜がTOB価格を2段階方式で買収した。

TOBが成立後、上場維持はしているが浮動株がないに等しい企業がある。
部分買付の場合、持ち分適用子会社にしたいなら議決権の半数に当たる株数を取得すれば、事なきを得る。

しかし、SOMPOケアメッセージの場合は買取上限株数を設けていなかったのでTOB成立後の保有割合は94.6%となった。

たしか流動株比率が一定数を満たさなければ上場廃止基準となる。このまま廃止になるのか残りの株をTOBで買い取り完全子会社化にするのか。

2日連続の上昇は後者の思惑が働いた可能性も考えられる。

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