株価操縦問題があった引値保障取引、今月の値動きに変化があったのか考察する
一正蒲鉾がストップ高を演じた。「どこかの株評論家が御節に必要だから物色されている」と解説していた。
その材料で仮需が動いた可能性も否定できないがほとんどTOPIX組み入れの影響だ。
先ほどの評論家も毎月あるイベントなのでチェックするだけで評判が上がるのに勿体無い。

今月の組入れで注目していたのは大引間近での変動だ。
TOPIXに組入れられるのは翌日の30日。
基準値は今日の終値だ。証券会社は予めパッシブファンドと引値保証取引を契約している。
終値が高ければ高いほど証券会社の利益となる。
パッシブファンドからすれば指数とトラッキングエラーがなければ終値の位置は関係ない。
この事実を知らずにETFを購入している人は数多くいるだろう。
さて引値保証取引で相場操縦が行われたと12月5日に報道された。
海外ヘッジファンドが引値保証取引契約を結んだ銘柄を大引け30秒前から買い上げストップ高に張りつけた。
この案件はやり過ぎだが、毎月残り数秒で相場を動かすケースが多かった。
この株価操縦があったので引け前の動きを注視していた。
今回の大引けは無難に終わったと感じた。問題は一正蒲鉾とOCHIの値動きだ。
14時と早い時間からストップ高は過去に記憶がない。
これは株価操縦の影響からか買取方法を変えたと考えていいものなのか?
また来月も注視していく。

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