公募増資銘柄の値動きから相場全体を観察する
楽天の大引けにMSCIの買い需要が発生した。需要は600万株ぐらいあるそうで、引き際の攻防は凄まじかった。
残り10秒まで売り優勢から徐々に買い注文が増えてかなりのギャップアップを見せると思ったが大口の売り板で蓋をされ終了。

楽天の日足チャートを見てもらえるとわかるが公募増資を発表してから数日は下落したが値決め日にはほぼ発表日に近いところまで戻している。
楽天の場合、売り方がかなり苦しんでいそうなのも上昇した原因かもしれない。

公募増資は新株発行をするので希薄化する。新株は値決め日の終値より数%ディスカウントされるので値決め日まで下落するのが通常の傾向である。

今回はそれが全く当てはまらない格好。実はこの傾向は以前からあった。直近の増資銘柄のほとんどが値決めで下落せず逆に上昇しているのだ。

直近、下落傾向に見える全体相場だが増資で下がらない傾向が続く限りまだ強気目線で相場に向かうのも良いかもしれない。

————–過去一覧はこちら————–

>>>実例トレード解説
>>>検討トレードエッジ
>>>深遠動画解説